セブ島はコンドミニアムの建設ラッシュで、毎年新しいコンドミニアムが完成しています。
この記事では、セブ島のコンドミニアムの賃貸と購入方法、契約前に気をつけるべきポイント、おすすめ物件をご紹介します。
セブ島コンドミニアムの基礎知識
コンドミニアムのメリットとは?
セブ島で一軒家ではなく、コンドミニアムに住むメリットとは何かを最初に確認しましょう。
■セブ島でコンドミニアムに住むメリット
- 24時間ガードマン常駐でセキュリティ面が安心。
- 立地が良く、利便性が高い場所が多い。
- メンテナンスの人がいるので、不具合があれば対応してもらえる。
- プール、ジムなどの共用施設がある。
- 停電時にも自家発電機から電気が供給される。
- 単身者向け(1ルーム)の部屋がある。
- 特に高層階だと虫が出にくい。
- 外国人でも購入、賃貸が可能。
などが挙げられます。
場所(エリア)の決め方
マクタン島とセブ市の移動にはかなりの時間がかかりますので、エリアは最初に検討することをおすすめします。お勤めの方は職場に近いというのが必須条件になるかと思います。
セブ島は大きく2つ、セブ市とマンダウエ市、そしてマクタン島に分けることができます。ショッピングモールなど経済の中心はセブ市、海と空港があるのがマクタン島です。セブ市とマンダウエ市はセブ島というマクタン島とは別の島で、3本の橋で結ばれています。(現在4番目の橋を建設中です)
マクタン島のビーチエリアからセブ市のSMモールやアヤラモール、ITパークまでは距離にして約20km、車で1時間弱かかります。セブ島には電車はないためタクシーまたはGrab、自家用車での移動となります。最近では市内バスの運行路線も増えています。
セブ市 | マクタン島 | |
---|---|---|
物件数 | 多い | 少ない |
家賃 | 安い〜高い | 高い(海沿い) 安い〜普通(海沿い) |
買い物 | モールが多くて便利 | セブ市内に行かないといけなことがある |
レストラン | 多い | 少ない |
病院 | 大学病院・総合病院あり | 小さめの総合病院あり |
海 | なし | 近い |
空港 | 遠い | 近い |
おすすめな人 | ・外出の機会が多い ・レストランや買い物を楽しみたい | ・海が近いところが良い ・あまり外出はせず家で過ごすことが多い |
日本人の多くは、セブ市内を選んでいます。理由としてはショッピングモールやレストラン、病院など日々の生活に必要なものはだいたいセブ市内に位置していることが挙げられます。また観光業を除けば、セブ市内にオフィスを構えている企業が多いです。
マンダウエ市は、セブ市とマクタン島の中央に位置しどちらにも行きやすいというメリットはありますが、それ以外にはあまりメリットはありません。セブ市に比べると割安と言う点でしょうか。
マクタン島は海があるという点です。ただしレストランやモールに行く機会が多い方、毎日セブ市内に橋を渡っていく必要がある方にはおすすめはしづらいです。
若い単身の方にはITパークやアヤラモール周辺、家族連れの方にはアヤラモール周辺やマクタン島の海沿い、ご年配の方にはマンダウエ市のASフォルチューナ通り沿いなどが人気があります。
家賃相場
月額(1ルーム) | 説明 |
---|---|
1.2万ペソ以下 | 日本人にはおすすめできない |
1.2〜1.6万ペソ | 2つ以上不満点があるかも (立地、部屋の広さ、家具家電、築年数、施設充実度など) |
1.6〜2万ペソ | 1つは不満点があるかも (立地、部屋の広さ、家具家電、築年数、施設充実度など) |
2万ペソ以上 | 快適に暮らせる |
日本人におすすめできるレベルのコンドミニアムは、賃貸の場合1ルーム(スタジオタイプ)で月1.5万ペソ以上ぐらいが目安です。スタジオタイプではトイレ、シャワー、簡単なキッチンはありますが、浴槽はないことがほとんどです。
これ以下ですとエアコンが無かったり、周辺の環境があまりよく無かったりと、日本人にはおすすめはできないレベルです。また安いコンドミニアムの場合には、インターネットを契約していないことが多いため契約から始める必要があります。
日本人が住む物件の平均家賃は、月2万ペソ前後です。ただしコロナ禍で賃貸では2020年後半から価格は下落しており、コロナ前と比較して2、3割安くなっています。
また、スタジオタイプで2.5万ペソ以上はあまりありません。購入の場合には、月の家賃の100倍程度が大まかな目安です。
特に日本人が多いコンドミニアムだと、ITパークにあるAvida Tower。月に1.5万〜2.5万ペソが相場です。価格の幅は、家具家電の違い、月々の管理費が込みか、インターネットやケーブルテレビ回線の有無によって変わってきます。
管理費は1ルームの場合、月1,500から3,000ペソ程度のコンドミニアムが多いです。インターネットは速度によって月1,000ペソから3,000ペソで使い放題。ケーブルテレビもプランによって価格は異なりますが、NHKワールドが見られるプランは月800ペソ程度です。水道代はとても安いので1人暮らしの方が500ペソを超えることは稀です。
新築か中古か
セブ島のコンドミニアムは、紫外線の強さ、建築技術、建築資材の品質の問題などから、日本と比べておよそ2,3倍ぐらいの速さで劣化するイメージを持っていただくと良いかと思います。
これから完成するコンドミニアムについてはまだわからないところがありますが、セブ島で10年前、15年前に完成したコンドミニアムをみるとだいたい当てはまります。
水回りの配管などの故障から、日本ではあまり考えられない大きなひび割れなども起こり得ますので、その点はあらかじめ知っておいていただければと思います。
プレビルドで購入を検討される方は、工期の遅れは日常的ですのでその点はご注意ください。当初の建築計画通りに入居できることはかなり稀で、数ヵ月の程度の遅れから途中資金難などで数年遅れて完成することもめずらしくありません。
大規模か小規模か
基本的には、大規模なコンドミニアムをおすすめします。理由としては、大規模なコンドミニアムの場合、次のようなことが考えられます。
- タクシーでコンドミニアム名を先を言えば理解してもらえる
- 共用施設(ジム、プール、売店、ランドリーショップ)などが充実している
- メンテンナンスが24時間常駐しているので、部屋のトラブルに対応してもらえる
- 1階や周辺にカフェやコンビニ、レストランがあることが多い
- 大手がデペロッパーなことが多いため信頼しやすい
反対に小規模なコンドミニアムのメリットは、
・同じような間取りでも大規模なコンドミニアムに比べると安い
といったことが挙げられます。
また規模の問題ではありませんが、虫が気になる方はなるべく高層階を選ぶことをおすすめします。
セキュリティ・安全性
防犯という意味でのセキュリティを気にされるのであれば、一軒家よりコンドミニアムをおすすめします。セキュリティガードが24時間おり住人以外は入れないことに加え、高層階であるためです。ロビーや廊下に監視カメラもあります。
一方、耐震性を含めた建物自体の安全性でということであれば、日本と比べるとセブ島のほぼ全てのコンドミニアムに心配な点はあるかもしれません。建設の様子を見ると、日本では考えれらないようは柱の太さであったり、そもそも建設資材の品質など心配な点は多々あります。
セブ島コンドミニアムの賃貸(借り方)
1 物件を探す
まずは物件探しです。セブ島に詳しい方ですとエリア選びは迷わないと思いますが、セブ市とマクタン島間は移動に1時間近くかかりますので、セブ島に初めて住む方はその点はご注意ください。
一般的な方法は、不動産会社などは使わずサイトに掲載されている空き情報を確認して、部屋のオーナーに連絡を取り直接契約するという方法です。コンドミニアムによっては受付で空き情報を掲載していたり、部屋のオーナーさんの連絡先を教えてくれることもあります。
この方法のメリットしては、直接契約なので最も安い、オーナーに直接質問や交渉することが可能と言う点です。反対にデメリットは、フィリピン人オーナーがほとんどのために英語での交渉・相談、初めての方は相場や手順を含めて不安、といった点が挙げられます。
社宅の場合を除けば、おそらくほとんどの日本人がこの方法で契約しているかと思います。契約書もオーナー側で用意してくれますので、こちらは初回の現金と身分証(パスポート)さえ用意すればすぐ契約は可能です。タイミングが良いと、相場より安い格安物件も見つかります。
管理会社の違い
管理会社の対応の違いを調べるのは非常に難しいですが、もし何らかのトラブルが発生すると管理会社による対応の違いが明確になります。
大規模または高級なコンドミニアムでは、セキュリティスタッフ以外にメンテナンススタッフも24時間常駐していることが多いです。
例えば、2021年12月にセブ島を襲った台風ではセブ島一帯で数日から数ヶ月の停電・断水が起こりました。通常コンドミニアムは自家発電機がありますが、燃料を補給しない限りは2,3日しか継続できません。
3日後ぐらいから燃料不足や発電機のトラブルで停電したコンドミニアムが多い中、燃料を手配し一度も止まらずに電気を供給させ続けたコンドミニアムもあります。ちなみに、水道もポンプを使って組み上げるため、停電が続くとしばらくして水道も止まってしまうことがほとんどです。
さらに言うと、ほとんどのコンドミニアムには発電機はありますが、コンドミニアムのランクによって違いがあります。発電機により電気が供給される場合、部屋の電気が通常通り全て使えるコンドミニアムもあれば、エアコンなどは使えず非常用コンセント一箇所のみというコンドミニアムもあります。Avida Rialaなどは後者です。
■おすすめの物件検索サイト
→Lamudi(英語)
2 物件の下見、内容、家賃交渉
契約前に下見がしたければ、見せてもらうことができます。部屋の間取りや家具や備品、コンドミニアムの共用施設も確認しましょう。実際に見ることで建物やスタッフの雰囲気、どのような住人がいるかなど感じ取れると思います。
セブ島のコンドミニアムでは、すでに部屋に家具や調理家電なども用意されていることがほとんどです。または、家具家電は何もない状態であえて安く貸していることもあります。
盲点としては、エアコン。月に1万ペソを超える部屋でエアコンがないことはまずありませんが、日本のとは異なり窓に埋め込み式のタイプが多いです。このタイプは動作音が大きい上、電気代も高いので、本体価格が安いということ以外はメリットは特にありません。音に敏感な方は一度下見の時に確認してみると良いと思います。
インターネットやケーブルテレビ、コンドミニアムの発電機(もしも停電の場合に電気が供給される)の有無も確認してみてください。
また1割ぐらいの値引きに応じてくれることが一般的なので、価格の交渉もぜひしてみてください。また初回は2ヶ月分ほどの家賃をデポジットとして支払うことが一般的です。契約の時に説明があると思います。
セブ島コンドミニアム下見の際のチェック項目
■部屋
・必要な家具(ベッド・ソファなど)の有無
・洗濯機の有無
・調理家電(冷蔵庫・電子レンジ・IHヒーター・換気扇・炊飯器など)の有無
・調理備品(フライパン・食器・スプーンなど)の有無
・エアコンは窓埋め込みタイプかどうか
・ホットシャワーの有無
・インターネット契約の有無
・ケーブルテレビ契約の有無
■コンドミニアム施設
・建物が光ファイバーに対応しているか
・発電機の有無
・ジムの有無
・プールの有無
・駐車場・駐輪場の有無
・ゲスト用の宿泊施設
・コンビニまたは売店の有無
・ランドリーショップの有無
3 契約・入居
契約書にサインをして、最初の家賃を支払うと鍵を渡され入居可能となります。
(必要に応じて)インターネット、ケーブルテレビ契約
インターネットとケーブルテレビは、すでにオーナーが契約して毎月の家賃に含まれていることもありますし、そもそも未契約のこともあります。
自分名義で契約する場合には、それぞれ通信会社やケーブルテレビ会社と契約する流れになります。インターネットは、家庭向けはPLDTかGlobeの2社のどちらかの場合がほとんどです。コンドミニアムのフロントでどちらが対応しているか確認するか、またはPLDTかGlobeの店舗に行って調べてもらいます。
契約後はスタッフが来てルーターの設置をしてくれ、インターネットを使えるようになります。通常は申し込みから開通まで3日から2週間ぐらいですが、現在はコロナ禍でインターネットの需要が急増していることからかなり待たされるようです。
日本のように通信会社とプロバイダーを2つ契約する必要はないので、その点は楽です。請求書が家のポストに毎月届きますので、セブンイレブンや銀行、送金ショップ等で支払います。引き落としはないですが、フィリピンの銀行口座がある方はオンライン、スマホアプリでも振り込みが可能です。
ケーブルテレビも同様の流れです。番組は英語かタガログ語がほとんどで、毎月800ペソのプランですとNHKワールドが視聴可能です。Skycableは、オンラインでのクレジットカード支払いも可能です。
日本で放送中の民放ドラマやバラエティ番組であれば、VPNを通してTVerで観るのが良いと思います。
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セブ島コンドミニアムの購入(買い方)
実際に住まわれる方、投資目的の大きく2つに分けることができるかと思います。
特に投資目的の場合は、コロナによる規制と経済の低迷による影響を考慮する必要があります。コロナ前に言われている利回りとは違う可能性が高いです。
新型コロナウイルスによる経済停滞、外国人の減少により、不動産価格にも一部の物件を除いて中古市場では軒並み大幅な下落が見られます。フィリピン国内の防疫規制や外国人の入国制限は、現時点では解除の見通しが立っていません。フィリピン政府は日本や諸外国に比べて非常に厳しい規制を行なっています。
ただしコロナ前とは利回りが異なるかもというのは、セブ島だけでなく国内での不動産投資も同じことです。コロナ後の情報をまだ検討し直してなければ、国内の不動産投資との比較からしてみることも必要だと思います。
一点、フィリピンで新築のプレビルドの場合は、購入者が十分に集まらないとそもそも建設自体が一時中断してしまうこともあり得ますので、その点はお気をつけください。
セブ島コンドミニアムを扱う不動産会社
コンドミニアムの購入は、新築であればデベッロパーから直接買うのが一番おすすめな方法です。ただし当然英語でのやりとりと契約です。また支払い方法などに不安がある方は、日系の不動産会社を通じて購入する方法になるかと思います。
日系の不動産会社なら日本人スタッフがおり日本語での相談も可能ですが、直接購入と違って割引は難しいかともいますので割高になります。
また必ずしも当てはまるわけではありませんが、現地ではあまり人気のない物件を紹介される可能性もあります。人気のある物件はすぐに完売し、わざわざ日系の不動産会社を通す必要もないからです。まだ購入予定の物件が決まっていない方は注意していただければと思います。
セブ島おすすめコンドミニアム物件情報
セブ市・マンダウエ市
Calyx(カリックス)
ITパーク内にあるCalyx(カリックス)。1人向けのスタジオタイプからペントハウスまであります。セブ市内ではアヤラモール併設のPark Point(パークポイント)と並び、高級コンドミニアムの1つです。
スタジオタイプの相場は、月20,000から25,000ペソ。
コンドミニアム内には、住人向けのランドリーショップ、ジム、プールがあります。ジムの充実度は一般のジムと遜色ないレベルで、セブ市内のコンドミニアムの中では随一25mのインフィニティプールと子供向けのプールがあります。
1階には24時間営業のセブンイレブン、カフェなどがあります。徒歩圏内にマクドナルドやジョリビーなどのファストフードをはじめ、レストランやカフェがあり、ショッピングモールまでも歩いて3分のため、生活には不自由しません。
また、アヤラモール近くのビジネスパークにも同じくCalyx(カリックス)があります。作りは似ておりアヤラモールまでは徒歩7分ですが、周辺は空き地が多く、ITパークの方が人気があり価格も高いです。
Avida Towers(アビダタワー)
ITパークにある2棟からなるコンドミニアムで、日本人が最も多いコンドミニアムの1つです。コロナ前まではいくつかの語学学校が学生寮として利用していたり、学校スタッフでも住んでいる人が多いです。
スタジオタイプの相場は、月15,000から20,000ペソ。
プールはありますが、ジムはありません。1階にはセブンイレブンやマッサージ店、床屋などがあり、目の前にはセブ島の屋台市として有名なSugbo Mercadoが水から日曜日までオープンします。
Park point(パークポイント)
アヤラモールに併設しており、アヤラモールと専用エントランスで通じています。セブ市内では、同じくアヤラモール併設のThe Alcovesが完成するまでは最も価格が高いコンドミニアムの1つでした。
投資目的で所有しているオーナーさんも多いようです。
ラプラプ市(マクタン島)
・現在特になし
日本人で一番名前が知られているマクタン島のコンドミニアムだと、マクタンニュータウンのコンドミニアムかと思います。しかし、マクタン島でありながらビーチに面していないこと、その割には価格が高い、立地や利便性の悪さなどを考慮して、おすすめには掲載しておりません。
セブ島コンドミニアムの口コミ
■Sta. Barbara Residence Hotel(30代・男性)
セブに滞在する際に、ダブルルームとリビング、キッチンが必要であり、更には綺麗である事が条件でした。また場所についても、スーパーマーケットが隣にあり、また食事する場所も多く、生活する上で困ることの無い場所でした。
ただ、やはりセブの中心地でしたので、交通量が多く、車を使って移動することは時間がかかり大変だったのです。また、セブ全体的にですが、のんびり感があって、住むには快適さを覚えました。
■La Guardia Flat2(30代・男性)
ITパークから徒歩5分の位置で、利便性は高いと思います。部屋は1ルームですがITパークのコンドミニアムと比べると少し安く、全室バルコニーもついています。屋上にはプール、地下には売店、ランドリーショップがあります。
■Avida Towers Cebu(20代・男性)
このコンドミニアムに決めた理由は、立地の良さと金額が手頃だったことです。ほかに比較したコンドミニアムとして近くのカリックスセンターがありますが、金額面を考慮してAvida Towersにしました。実際に住んでみて良かった点は、週末にコンドミニアムの目の前で屋台が多く出店することです。金額が安く、様々なジャンルの食事を堪能することができます。
イマイチだった点は、コンドミニアム内にジムがなかったことです。検討されている方へのアドバイスですが、セブ島のコンドミニアムは部屋によってオーナーが違うため、トラブル時の対応が部屋ごとに異なることです。予約前に詳細をしっかり確認することをオススメします。
■Calyx Centre(30代・男性)
ITパークの中にあり立地は最高です。建物の1階には日本食レストランや24時間のセブンイレブンがあります。他のコンドミニアムより作りはゆったりしていて、廊下も広いですし、天井も高いです。ジムは充実しているので、わざわざ外のジムを契約する必要はありません。住人専用のランドリーショップが中にあるのも助かります。
セブ島コンドミニアムのよくある質問
ビザのステータスに関わらず借りられるの?
ビザのステータスに関わらず、観光客(短期ビザ)の方でもコンドミニアムを契約することは可能です。ただし1年の長期契約が基本となります。
通常契約時には、オーナー側が契約書類一式を用意してくれますので、サイン後に鍵をもらうという流れです。特別こちらで用意するものは初回の現金(デポジット等込みで家賃2〜3ヶ月分)と、身分証としてパスポートを求められることが一般的です。
1年未満の契約は難しい?
1年契約が基本です。
ただし交渉次第では6ヶ月などの契約が可能になることはありますので、気になる物件があれば交渉してみると良いかと思います。
日本人オーナーの場合、最初から6ヶ月契約可と謳っていることもありますが割高です。1,2ヶ月の短期滞在であれば通常の契約は難しいため、長期滞在時にコンドミニアムが良いということであればAirBnBなどを利用する形となります。
日本人オーナーから借りた方が良い?
日本人オーナーであれば日本語での問い合わせや契約が可能というのが最大のメリットです。英語でのやりとりが難しいと言う場合には、日本人オーナーから借りることもおすすめです。
ただし日本人オーナーの物件自体があまり多くない、割高であること、また日本人オーナーだからといって必ずしも対応が早かったり部屋のトラブルが少ないということではありません。
むしろオーナーが日本在住であれば対応に時間がかかることもあるかと思いますし、月に20,000ペソを超えるようなある程度のランクのコンドミニアムの場合はフィリピン人オーナーも金銭的にも余裕があることが多いです。家具や家電も良いもので揃えていたり、アシスタントを雇っていることが多いため対応も早いです。
オーナーが韓国人や中国人の場合、日本人にとってのメリットはあまりなく、そもそもそのコンドミニアム自体が韓国人や中国人の入居者が多いことも考えられます。
問い合わせの段階でオーナーの対応に不安を感じたら今後もトラブルが起きかねませんので、他の物件を検討してみることをおすすめします。
虫が出ないコンドミニアムはどこ?
セブ島は日本とは違い温暖な気候なので、日本より虫は多いです。
虫が出ないコンドミニアムというのは難しいですが、やはり高層階を選ぶと虫は少ないです。また建物内のゴミ捨て場からはなるべく離れた部屋がいいと思います。
多くのコンドミニアムでは月に1回程度殺虫剤の散布を行っています。契約前に確認してみてください。
洗濯物はどうするの?
1ルームの場合は洗濯機はないことがほとんどで、仮に購入しても置き場所にも苦労するかと思います。1BR以上ですと、最初から備えつけられていることもあります。バルコニーがあっても、外干しは禁止のコンドミニアムがほとんどです。
コンドミニアム内や街中にランドリーショップがあるため、そちらを利用される方が多いです。急ぎでなければ2日後の仕上がりで、30ペソ(65円)/1kgぐらいが一般的です。
部屋で自炊はできる?
コンドミニアムですので、自炊は出来ます。ただし、最初にどの程度調理器具や食器が用意されているかは部屋次第です。
一般的には、冷蔵庫、電子レンジ、IHヒーターまたは電熱調理器、最低限の食器が用意されていることが多いです。中には、ミキサーやフードプロセッサー、トースターなど充実している部屋もあります。
ガスの使用はNGのコンドミニアムが多いです。仮にOKであってもセブ島に都市ガスはないため、プロパンガスとなります。
浴槽のあるコンドミニアムは?
ほとんどのコンドミニアムは、浴槽はなくシャワーだけです。単身者向けの1ルームではまずありません。
マクタンニュータウンなど一部のコンドミニアムは浴槽がありますので、重要視される方はご確認ください。
セブ島で最も高級なコンドミニアムは?
セブ市内だとThe Alcoves(アルコーブ)、マクタン島だとSheraton(シェラトン)です。
The Alcovesは、アヤラランドの最上級ブランドで、同じくアヤラランドのPark Point(パークポイント)を抜き最も高級なコンドミニアムとなります。完成は2020年の予定でしたが、いまだ建設中です。Park Pointと同じくアヤラモール併設で、専用エントランスからアヤラモールに入れます。
Sheratonは、ホテルが2022年オープン、コンドミニアムも引き渡しが始まっているようです。コンドミニアムの住人はホテル施設を使うことができ、セブ市内でもっとも価格の高いThe Alcovesの約倍の価格設定です。
最も高い部屋では日本円で2億円以上、共有のプールはもちろん、各住居ごとの個別プールもあります。
コメント
コメント一覧 (2件)
この記事にはマクタン島を見下すような悪意が感じられます。
もう少し、個人的な感情を入れない公平な目線で書いてください。宜しくお願いします。
私はマクタンの雰囲気が好きです。シティーには無い南国の空気が漂っています。これから住むところをセブ島かマクタン島で本当に迷っていて、どちらも捨てがたいんです。
どちらにも住んだ事があるので、価値観は人それぞれ。マクタンだって良い所はいっぱいありますよ。
都会は便利だけど、渋滞と排気ガスと人混み、騒音。
私の場合、南国に住むなら、ゆっくり時間を過ごしたい。毎日がリゾート暮らしで、普段の生活に必要なものは全て揃っています。マクタンに不便さは無いです。
コメントありがとうございます。
ご不快に思わせてしましましたらお詫び申し上げます。
マクタン島に良いところがいっぱいあることは承知しております。紹介不足でしたら申し訳ございません。
この記事でマクタン島に対して見下すような悪意などはないということはご理解いただければ幸いです。