【2025年最新】セブ島BBQ!地元民が選ぶおすすめレストラン12選

セブ島旅行の醍醐味といえば、なんといっても安くて美味しいローカルフード!

特に、香ばしい煙と甘辛いタレが食欲をそそる「フィリピンBBQ」は絶対に外せません。

「たくさんお店があってどこがいいの?」
「どうやって注文するの?」
「衛生面は大丈夫?」

と不安に思う方も多いのではないでしょうか?」

この記事では、セブ島に住む筆者が、観光客向けの有名店から、地元民がこよなく愛するローカルな名店まで、「本当に美味しいBBQ」が食べられるレストランを12軒、厳選してご紹介します。

フィリピンBBQの基本知識から初心者でも失敗しない注文方法、知っていると10倍楽しめる豆知識まで、セブ島BBQ体験を最高のものにするための情報も詰め込みました。

この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりのBBQレストランが必ず見つかるはずです。

目次

そもそもセブ島(フィリピン)のBBQってどんなもの?

そもそもセブ島(フィリピン)のBBQってどんなもの?

日本の「焼肉」やアメリカの「バーベキュー」とは一味も二味も違う、フィリピン独自の食文化、それが「フィリピンBBQ」です。

まずはその魅力の基本からご紹介します。

日本の焼肉との違い

最大の違いは、そのスタイルです。日本の焼肉が網の上で肉を焼きながら食べるのに対し、フィリピンBBQは、竹串に刺した肉やシーフードを炭火で焼き上げたものが基本です。

食材は肉なら鶏か豚、シーフードはイカやエビなどです。牛肉や野菜のBBQを見かけることはありません。

注文すると、焼き立てアツアツの串がまとめてお皿に乗って運ばれてきます。手軽なストリートフードとして、また家族や友人と囲むごちそうとして、フィリピン人の生活に深く根付いています。

味の特徴

フィリピンBBQの味の決め手は、なんといってもその特製マリネ液です。

醤油、砂糖、ニンニク、そしてフィリピンの柑橘「カラマンシー」などをベースに、お店によっては「バナナケチャップ」という、ほんのり甘いケチャップを加えるのが特徴です。

この甘辛く、少し酸味の効いたタレが炭火で焼かれることで、香ばしい香りと共に肉の旨味を最大限に引き出します。日本人なら誰もが好きになる、どこか懐かしい味わいです。

定番メニュー紹介

お店のショーケースには様々な種類の串が並んでいますが、これだけは押さえておきたい定番メニューをご紹介します。

  • ポークBBQ:フィリピンBBQの王道。脂身と赤身のバランスが絶妙な豚肉を、甘辛いタレにじっくり漬け込んで焼き上げた一品。1本あたりの値段も安く、何本でも食べられてしまいます。串ではなく、豚バラを一枚焼いた「ポークベリー」もおすすめです。
  • チキンイナサル (Chicken Inasal):「イナサル」とは「焼き鳥」を意味する言葉。レモングラスや生姜、ニンニク、酢などでマリネした鶏肉を炭火でじっくり焼き上げます。ポークBBQよりもさっぱりとした味わいで、特に鶏もも肉(Paa)はジューシーで絶品です。
  • チョリソー・デ・セブ (Chorizo de Cebu):セブ島名物のソーセージ。スペインのチョリソーとは異なり、甘みが強く、ジューシーなのが特徴です。噛んだ瞬間に肉汁が溢れ出し、ご飯との相性も抜群。
  • イサオ(Chicken Intestine):鶏の腸です。少し苦味がある場合もありますが、歯応えがよく、ローカルなお店はよく見られる一品です。
  • シーフード:海に囲まれたセブ島ならではです。イカや魚、エビなどもBBQの人気メニューです。特にイカの丸焼きは、柔らかくて食べ応えがあります。
  • プソ (Puso):「ハンギングライス」とも呼ばれる、ヤシの葉でひし形に編んで蒸したご飯。葉の香りがほんのり移ったご飯は、BBQの濃厚なタレと最高の相性です。手で葉を剥いて食べるのがローカルスタイルです。

【目的別】絶対に行くべき!セブ島おすすめBBQレストラン

セブシティからマクタン島まで、数えきれないほどのBBQレストランが存在します。

ここでは、目的やシチュエーションに合わせて選べる、選りすぐりの名店をご紹介します。

安くて旨い!ローカルにも愛されるBBQ専門店

まずは、地元フィリピン人でいつも賑わっている、安くて美味しいBBQ専門店から。ローカルな雰囲気を味わいたいなら、このカテゴリのお店は外せません。

AA’s BBQ

AA BBQサリナス

セブのBBQと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのがこの「AA’s BBQ」。

セブ市内に複数の支店を持つ、まさにBBQ界の王様的存在です。観光客にも有名ですが、利用客の大半は地元のフィリピン人。その人気の秘密は、安定した美味しさとリーズナブルな価格、そして豊富なメニューにあります。

AA BBQのポーク
  • おすすめメニュー:ポークBBQ、チョリソー、そして隠れた名物「ガーリックシュリンプ」。
  • 料金の目安:300〜500ペソ(約750〜1,250円)/人
  • 営業時間・定休日:11:00〜24:00頃(店舗による)、無休
  • 住所・地図: Google Maps
  • コメント:ラホグ地区にある本店はいつも混雑していますが、他の店舗は比較的空いています。また、フィリピン料理の定番スープ「シニガンスープ」や「ポチェロ」も絶品なので、BBQと一緒にぜひ注文してみてください。

Yakski Barbecue

YAKSKIの外観

ITパークの中にあり、洗練された雰囲気で若者から絶大な支持を得ているのが「Yakski Barbecue」。

ここの最大の特徴は、なんといってもその秘伝のオリジナルソース。甘口と辛口の2種類があり、これを焼き立てのBBQにたっぷりつけて食べるのがヤクスキ流です。

セブ島YAKSKIの料理
  • おすすめメニュー:ポークBBQ、チキンBBQ。とにかくソースとの相性を楽しんでください。
  • 料金の目安:250〜450ペソ(約625〜1,125円)/人
  • 営業時間・定休日:11:30〜14:30, 17:30〜23:30、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:ソースはテーブルにボトルで置かれています。甘口と辛口をブレンドして、自分だけのオリジナルテイストを見つけるのも楽しいです。

Matias BBQ

セブ島のMatias

ASフォーチュナ通り沿いにある、知る人ぞ知る老舗BBQ店「Matias BBQ」。派手な看板もなく、簡素なオープンエアの店内は、まさにローカルの食堂そのものです。

しかし、その味は確かで、昼夜を問わず客足が絶えません。特に鶏肉のBBQに定評があります。

  • おすすめメニュー:チキンレッグ、ポークベリー(豚バラ)。
  • 料金の目安:200〜400ペソ(約500〜1,000円)/人
  • 営業時間・定休日:11:00〜22:00頃、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:ここは本当にローカル度が高いので、衛生面が気になる方には少しハードルが高いかもしれません。しかし、その分、本物のセブの空気感を味わえます。

Mang Inasal

マギナサール

厳密にはBBQ専門店とは少し違いますが、フィリピンの国民食「チキンイナサル」を語る上で絶対に外せないのがこの「Mang Inasal」。

フィリピン全土に展開する巨大チェーンで、ショッピングモールの中など至る所で見つけることができます。ここの名物は、なんといっても「アンリミテッド・ライス(ライス食べ放題)」です。

  • おすすめメニュー:チキンイナサル(Paa/モモ or Pecho/ムネ)、ポークBBQ。
  • 料金の目安:150〜300ペソ(約375〜750円)/人
  • 営業時間・定休日:モール等に準ずる
  • コメント:ライスをおかわりしたい時は、店内を巡回している店員さんに声をかけるか、手を挙げればOKです。テーブルにある赤いチキンオイルをご飯にかけると、風味が増してさらに美味しくなります。

雰囲気もごちそう!デートや記念日向けのおしゃれBBQ

せっかくの旅行なら、雰囲気の良い場所で食事したい、という方におすすめなのがこちらです。美しい景色と共にBBQを楽しめるレストランです。

Scape Skydeck

マクタン島、アザン・プレミア・レジデンスの屋上にあるルーフトップバー&レストランです。セブの街と海を一望できるパノラマビューは圧巻の一言。

サンセットから夜景に変わるマジックアワーは特にロマンチックで、デートや記念日にぴったりです。

  • おすすめメニュー:ポークベリーBBQ、各種カクテル。BBQ以外のフィリピン創作料理も充実しています。
  • 料金の目安:800〜1,500ペソ(約2,000〜3,750円)/人
  • 営業時間・定休日:17:00〜24:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:窓際の席は非常に人気があるので、事前予約がおすすめです。少しドレスアップして行くと、より一層特別なディナーになります。

Lantaw Floating Native Restaurant

Lantawの外観(2022年)
https://www.facebook.com/LantawSeafoodandGrill/

その名の通り、海の上に浮かぶ水上レストランです。コルドバ地区の海沿いにあり、竹で組まれた橋を渡ってお店へと向かいます。

潮風を感じながら、セブシティの夜景を遠くに眺めて食べるBBQは格別。フィリピンの伝統的な建築様式も楽しめます。

Lantaw(ランタウ)
  • おすすめメニュー:Lantaw’s Special BBQ Platter(BBQ盛り合わせ)、ベイクドスカラップ(ホタテのチーズ焼き)。
  • 料金の目安:600〜1,000ペソ(約1,500〜2,500円)/人
  • 営業時間・定休日:11:00〜23:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:市内中心部からは少し距離があるので、タクシーやGrabをチャーターするのがおすすめです。運転手さんに待っていてもらう交渉をすると帰りもスムーズです。

Top of Cebu

Top of Cebu
https://www.facebook.com/topofcebu/から引用

セブの街を見下ろす山の上、展望台「トップス」の敷地内にある絶景レストランです。

昼は青い空と海、夜はセブ島の夜景が眼下に広がります。標高が高いため、市内に比べて涼しく、快適に食事を楽しめるのも魅力です。

  • おすすめメニュー:ポークBBQ、シニガンスープ。フィリピン料理全般が美味しく、ハズレがありません。
  • 料金の目安:700〜1,200ペソ(約1,750〜3,000円)/人
  • 営業時間・定休日:11:00〜23:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:山道を通るため、タクシーか車のチャーターが必須。展望台行きのバスを利用する方法もあります。涼しい場合があるため、羽織るものが一枚あると安心です。

家族連れでも安心!広くてメニュー豊富なファミリー向けBBQ

小さなお子様連れや大人数での旅行には、清潔で広々としていて、メニューが豊富なレストランが安心です。

Hukad sa Golden Cowrie

アヤラモールなど、主要なショッピングモールに店舗を構えるフィリピン料理の有名レストラン。BBQはもちろん、フィリピンの家庭料理を幅広く楽しむことができます。

店内は清潔で冷房も効いており、どんな方でも安心して利用できます。

  • おすすめメニュー:BBQ盛り合わせ、クリスピーパタ(豚足の唐揚げ)、ベイクドスカラップ。
  • 料金の目安:500〜800ペソ(約1,250〜2,000円)/人
  • 営業時間・定休日:モールに準ずる
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:名物の「アンリミテッド・ライス」は、店員さんが大きなしゃもじを持ってテーブルを回ってきてくれます。子供用の椅子も用意されているので、お子様連れに最適です。

Chikaan sa Cebu

上記のHukadの姉妹店で、こちらもセブを代表するフィリピン料理レストラン。より伝統的なフィリピンの家庭の味をコンセプトにしており、温かみのある雰囲気が特徴です。

メニュー構成はHukadと似ていますが、こちらでしか食べられないオリジナルメニューもあります。

  • おすすめメニュー:ポークBBQ、プーチャン(豚バラの煮込み)、各種野菜料理。
  • 料金の目安:500〜800ペソ(約1,250〜2,000円)/人
  • 営業時間・定休日:10:00〜22:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:Hukad同様、大人数での利用にも対応できる大きなテーブルが多いです。フィリピンのデザート「ハロハロ」も美味しいのでおすすめです。

マクタン島でBBQ!リゾートエリアの人気店

リゾートホテルが集中するマクタン島にも、美味しいBBQレストランはたくさんあります。

Gold Mango Grill

マクタン島の中心部、マリバゴ地区にあるアクセス抜群のレストランです。観光客向けではありますが、味は本格的で、フィリピン料理から洋食まで幅広いメニューが揃っています。

  • おすすめメニュー:BBQコンボ、マンゴーシェイク。
  • 料金の目安:600〜1,000ペソ(約1,500〜2,500円)/人
  • 営業時間・定休日:11:00〜23:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:人気店なので、ディナータイムは予約するか、早めの時間に行くのがおすすめです。日本語メニューも用意されています。

Maribago Grill & Restaurant

https://www.facebook.com/TheMaribagoGrillから引用

南国の植物に囲まれた、ガーデンレストラン。竹やニパ(ヤシの葉)で作られたコテージ風の客席は、リゾート気分を盛り上げてくれます。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気の中で食事を楽しめます。

  • おすすめメニュー:シーフードBBQプラッター、ポークシシグ。
  • 料金の目安:700〜1,200ペソ(約1,750〜3,000円)/人
  • 営業時間・定休日:10:00〜22:00、無休
  • 住所・地図:Google Maps
  • コメント:オープンエアなので、虫除けスプレーがあると安心です。ライブバンドの演奏が行われることもあり、フィリピンの音楽を聴きながらのんびり過ごすことができます。

番外編:路上で楽しむ激安ローカルBBQ

セブ島の路上BBQ

セブ島のローカルBBQです。夕方になると、街のあちこちでBBQ屋台が煙を上げ始めます。1本10ペソ(約25円)程度からと驚きの安さで、地元の人々が仕事帰りや夕食に気軽に立ち寄ります。

メニューはポークBBQやチョリソー、鶏皮、手羽先などが中心。指差しで注文し、その場で焼いてもらいます。立ち食いが基本ですが、小さな椅子が用意されていることも。

ローカルな雰囲気を味わうには最高の体験ですが、衛生面は店舗に劣るため、お腹に自信のない方や、衛生面が気になる方にはあまりおすすめできません 

もし挑戦する場合は、多くの地元客で賑わっている(=食材の回転が速い)お店を選び、ウェットティッシュを持参しましょう。

これであなたもセブ島BBQマスター!注文方法と楽しみ方のコツ

AA BBQのレジ

さて、お店が決まったら次はいよいよ注文です。

ここでは、BBQ専門店での注文方法と、BBQをさらに美味しくするコツをご紹介します。

BBQ専門店での注文方法

AA BBQの料理

※この方法は主に「AA’s BBQ」のような、ショーケースから自分で具材を選ぶスタイルの専門店での楽しみ方です。

  1. ショーケースから好きな具材を選ぶ:お店に入ると、ショーケースに、串に刺さった生肉やシーフードがずらりと並んでいます。ここから好きなものを好きなだけ、備え付けのトレイに取ります。
  2. 店員に渡して焼いてもらう:トレイをレジや焼き場近くのカウンターに持っていくと、店員さんが内容を確認してくれます。
  3. 番号札を受け取って席で待つ:会計を済ませると、番号が書かれた札を渡されます。これを持って席に座り、ドリンクなどを注文して待ちましょう。
  4. 焼き立てが運ばれてくる:自分の番号が呼ばれるか、店員さんが席まで焼き立てのBBQを運んできてくれます。さあ、熱々のうちにいただきましょう。

一般のレストランでの注文方法

※「Lantaw」や「Hukad」などのような一般的なフィリピン料理レストランでは、他のメニューと同様に席でメニュー表を見て店員さんに注文します。 

この場合は、上記のような流れではありません。

ソースの活用術

AA BBQのソース

BBQ専門店のテーブルには、醤油(Toyo)、酢(Suka)、唐辛子(Sili)、カラマンシーが置かれているのが一般的です。小皿にこれらを入れて、自分だけのオリジナルつけダレを作るのがフィリピン流。

おすすめの配合は、醤油をベースに、酢を少し、カラマンシーを1〜2個絞り、お好みで唐辛子を潰し入れるスタイル。このタレが、甘めのBBQの味をキリッと引き締め、さっぱりとさせてくれるので、いくらでも食べられてしまいます。

衛生面で気をつけること

  • ウェットティッシュ持参:手づかみで食べることも多いので、常に携帯しておくと便利です。
  • 氷に注意:ローカルなお店では、衛生的ではない氷を使っている可能性があります。お腹が敏感な方は、氷抜きのドリンク(No Ice, please)を注文するのが無難です。
  • 生もの:BBQは火が通っていますが、付け合わせの生野菜などは注意が必要な場合もあります。

まとめ

セブ島BBQの基本から、目的やシチュエーションに合わせたおすすめのレストラン、そしてローカルな楽しみ方のコツまで、考えうる全ての情報を詳しくご紹介しました。

甘辛いタレと炭火の香りが食欲をそそるフィリピンBBQは、単なる食事ではありません。それは、現地の人の活気や温かさ、そしてセブの食文化そのものに触れられる絶好の機会です。

ローカルな専門店で地元民に混じってワイワイ楽しむもよし、絶景レストランでロマンチックな夜を過ごすもよし。

この記事を片手に、ぜひあなただけのお気に入りのBBQを見つけて、セブ島旅行の忘れられない、最高の思い出を作ってくださいね!

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この記事を書いた人

セブ島のアイランドホッピング「ベスト・オブ・セブ・アイランドホッピング」です。アイランドホッピング情報はもちろん、セブ島の観光・アクティビティ・レストラン情報を発信しています!

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