セブ島はフィリピンの中でも特に観光や留学で人気のある場所です。
その理由の1つとして、気候が一年を通して安定していることが挙げられます。1年中海に入ることができますし、台風のイメージがあるフィリピンですが、実はセブ島にはほとんど台風は直撃しません。
この記事では、セブ島の天気について詳しく解説していきます。
セブ島の天気について
一年を通じた気候の特徴
セブ島は熱帯気候で、一年を通じて最高気温は30〜32℃と、非常に安定した気候です。
日本のように四季なく、乾季と雨季の2つに分けることができます。
湿度も高いため暑さを感じることが多いですが、真夏の東京ほどの強烈な暑さではなく、海風が吹くことで過ごしやすい日もあります。
雨季と乾季の違い
セブ島の雨季は6月から10月です。特に6月7月が最も雨が多い時期です。ただし、雨が多いと言っても一日中雨が降ることは極めてまれです。夕方30分ほどスコールが降ることがほとんどです。
乾季は11月から5月です。特に3月、4月は日中晴れる日が多く、雨はあまり降りません。
紫外線の強さに注意
セブ島と東京の紫外線の月別のおおよその強さを比較してみます。セブ島の紫外線の強さには注意しましょう。
紫外線指数（UVインデックス）は、数値が大きいほど紫外線が強いことを示します。世界保健機関（WHO）や日本の気象庁では、以下のような目安で区分しています。
- 1-2：弱い (Low)
- 3-5：中程度 (Moderate)
- 6-7：強い (High)
- 8-10：非常に強い (Very High)
- 11以上：極端に強い (Extreme)
東京では、真夏でも「8-10：非常に強い」ですが、セブ島では1年中一番強い「11以上：極端に強い」のカテゴリに区分されます。
台風について
フィリピンは台風の通り道にあるため、台風の影響を受けやすい国です。
フィリピン沖で発生する台風のほとんどは北のマニラ周辺を通過するため、実はセブ島は他のフィリピンの地域に比べて台風の直撃が少ないです。年に1回ある程度で、東京よりも台風がくることはまれです。
セブ島の月別天気
1月：乾季、ベストシーズン
1年で1番過ごしやす時期で、ベストシーズンと言えます。
- 気温：比較的高い
- 降水量：少ない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
2月：乾季、ベストシーズン
1年で1番過ごしやす時期で、ベストシーズンと言えます。
- 気温：比較的高い
- 降水量：少ない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
3月：乾季、ベストシーズン
後半から少しずつ気温が高くなりますが、観光には最適なシーズンです。
- 気温：比較的高い〜とても高い
- 降水量：少ない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
4月：乾季
「サマー」の時期にあたり、気温はかなり高く、雨はほとんど降りません。
- 気温：とても高い
- 降水量：ほぼ降らない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
5月：乾季
「サマー」の時期にあたり、気温はかなり高く、雨はほとんど降りません。
- 気温：とても高い
- 降水量：ほぼ降らない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
6月：雨季
6月頃から雨季に入ります。1日雨が降ることはほぼないですが、早朝、夕方に雨が降る日があります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：早朝・夕方に雨が降る
- 紫外線：強い
- 台風：まれに来る
7月：雨季
雨季です。1日雨が降ることはほぼないですが、早朝、夕方に雨が降る日があります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：早朝・夕方に雨が降る
- 紫外線：強い
- 台風：まれに来る
8月：雨季
降水量は減りますが、まだ雨季です。8月ごろから年末までは、まれに台風が来ることがあります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：早朝・夕方に雨が降る
- 紫外線：強い
- 台風：まれに来る
9月：雨季
8月同様、雨季です。早朝、夕方に雨が降る日があります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：早朝・夕方に雨が降る
- 紫外線：強い
- 台風：まれに来る
10月：雨季
雨は少なくなり、10月終わり頃から乾季となります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：早朝・夕方に雨が降る
- 紫外線：強い
- 台風：まれに来る
11月：乾季
乾季となり、雨は少なくなります。
- 気温：比較的高い
- 降水量：比較的少ない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
12月：乾季
雨は少なくなり、過ごしやすい時期です。
- 気温：比較的高い
- 降水量：少ない
- 紫外線：強い
- 台風：まず来ない
セブ島の天気予報を知る方法
旅行中に現地の天気を把握するために、天気予報を活用しましょう。おすすめの天気予報をご紹介します。
現地の天気予報サイト
1番のおすすめはフィリピン気象庁（PAGASA）の公式サイトです。日本ほどの精度はないですが、このサイトが一番正確と言えます。
弊社でもツアー運航のために、フィリピン気象庁の発表は毎日確認しております。
スマホの天気予報アプリ
スマホの天気予報アプリでも、手軽にセブ島の天気をチェックすることができます。
しかし、精度は高くありません。iPhoneの天気予報アプリも同様です。
確認してみると、ほぼ毎日曇りマークまたは雨マークがついていると思います。実際には1日天気が悪い日はほとんどないため、あまり気にしない方が良いでしょう。
天気の変わりやすさへの対策
セブ島の天気は、1日のうちでも変わりやすいため常に注意が必要です。
山と海に挟まれているため、天気が急速に変わることがあります。雲一つなく晴れていても、30分後には雲一面となり雨が降り出すこともあります。
セブ島旅行のための準備と注意点
雨の日の対策と注意点
セブ島では突然スコールが降ることがあるで、雨の日の対策が必要になります。備えとして折りたたみ傘やレインコートを持ち歩くと良いです。
しかし、短期間の旅行で移動は全てタクシーや送迎車を手配している場合は、傘はなくても良いかなと思います。長時間雨が降り続くことは極めて稀ですし、多少濡れても寒くはないので、荷物を減らしたい方は持ち歩かなくても良いでしょう。
必要な雨具の持ち物リスト
雨の日に備えて、次の雨具があると良いです。
- 折りたたみ傘
- レインコート
- 防水スプレーを施した靴
- 防水バッグ
雨季の過ごし方と注意点
雨季には、以下の注意点をおさえておくと良いです。
- 予定を立てる際は、雨の場合も考慮する
- 雨の日でも楽しめる屋内施設をリサーチ
- フェリーやアクティビティの運行状況を確認
セブ島に来る台風の注意点
もしセブ島に台風が接近する可能性がある場合は、気をつける必要があります。
台風が直撃する時期
セブ島の台風シーズンはおもに6月から11月です。特に、9月から10月にかけて台風の発生が多いです。
ただし、12月になっても台風が直撃することはあります。最近では、2021年12月に中心気圧915ヘクトパスカル、最大瞬間風速75メートルの超大型台風がセブ島を直撃し、大きな被害をもたらしました。
台風情報の確認方法
フィリピン気象庁の公式サイトやスマホアプリで、台風の進路や強さを定期的にチェックしましょう。
台風が直撃することは稀ですが、日本とは異なり非常に発達した状態で台風が直撃し、また建物やインフラの問題から大きな被害が出る場合があります。
もしも台風が直撃したら
弊社ツアーをはじめ、ボホール島へのフェリーなども運航中止となります。
数年に1度ですが、大きな被害が予測される超大型台風の場合には、滞在先の周辺にある避難場所や避難経路も把握しておきましょう。ショッピングセンター臨時休業がなったり、飛行機も欠航となることがあります。
セブ島天気のよくある質問
セブ島天気のまとめ
セブ島は一年を通じて温暖な気候が楽しめますが、雨季や台風には注意が必要です。ただし、そこまで心配する必要はありません。
事前に注意点を知っておくことで、快適な旅行ができると思います。
この記事で紹介したポイントを参考に、セブ島旅行や留学を楽しみましょう。
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