モアルボアルは、セブ島の南部にある世界的に有名なダイビングスポットです。
ダイビングをしなくても、シュノーケリングでイワシの大群やウミガメを見ることができます。
セブ市内とは異なるのんびりとしたフィリピンの田舎の雰囲気を感じつつ、美しいビーチを楽しむことできる場所です。おしゃれなレストランやバーも多いためナイトライフも満喫できます。
今回は、モアルボアルの魅力や楽しみ方を詳しくご紹介します。
モアルボアルとは

モアルボアルはセブ市内から車で3,4時間の距離にあるダイビングで世界的に有名な町です。
ダイビングをしなくてもシュノーケリングでイワシの大群やウミガメをみることができ、セブ市内よりのんびりとした雰囲気が漂う町です。
おすすめは1泊以上の滞在でのんびり過ごすことですが、日帰りでもシュノーケリングは楽しむことができます。
モアルボアルの場所
モアルボアルはセブ市内から南に約70km、車で3,4時間の場所にあります。
モアルボアルへの行き方
セブ市内からの行き方は大きく分けて3つあります。
- 公共のバスで行く
- ツアーに申し込む
- タクシー・ハイヤーを手配
です。それぞれ解説します。
行きやすさ | 費用(往復1人) | 所要時間 | |
---|---|---|---|
公共のバス | バス停でトライシクルに乗り換える必要あり | 約700ペソ | 約5時間 |
ツアー | 安心だがツアーによっては相乗りで時間がかかる | 約2,000ペソ | 約3時間 |
タクシー・ハイヤー | 楽だがタクシーは交渉の必要あり | 約2,000ペソ | 約2.5時間 |
公共のバスで行く
セブ市内の「South Bus Terminal」から、モアルボアル行きのバスが運行しています。
チケットは、バスターミナルの中にあるチケットカウンターで購入します。「Moalboal」と言えば、モアルボアルまでのチケットを発券してくれます。
バスは2種類あります。エアコン付き「with Air conditioner」と、エアコンなし「without Air conditioner」の2種類です。
エアコンなしは窓を開けっぱなしで走るので、風が疲れる、埃っぽいためおすすめできません。料金は大差ないのでエアコン付きをおすすめします。
エアコン付きバス | エアコンなしバス | |
---|---|---|
料金(片道1人) | 210ペソ(約560円) | 170ペソ(約460円) |
注意点としては、モアルボアルは終点ではないので途中で降りる必要があります。

バス停からパナグマサビーチ、またはその近くまではトライシクルに乗り換える必要があります。トライシクルの料金の目安は1台片道150〜200ペソです。
タクシー・ハイヤーを手配
タクシーを交渉して、モアルボアルまで行ってもらう方法です。ただしタクシーにそのような料金プランはなく、メーターを使うこともないため、あくまで運転手との交渉になります。
料金としては片道3,500〜4,000ペソ程度。日帰りで往復の場合は1日になりますので、5,000ペソ〜になるかと思います。
注意点して、最初に料金の全額を支払うのは避けましょう。最初の段階では半分か半分以下、最後に残りを支払うようにしましょう。
ハイヤーやレンタカーの場合は、これよりも2,3割高くなるかと思います。大人数でハイエースクラスの車が必要な場合にはハイヤーがおすすめです。

ツアーに申し込む
ツアー会社によってはモアルボアルまでの移動手段、またホテルや現地アクティビティをセットにしてツアーとして販売しています。
料金は自分で手配するよりは高額になってしまいますが、一番安心できる方法です。
ボホール島からモアルボアルへ行く場合
ボホール島からモアルボアルへ移動する場合は、ジンベイザメで有名なセブ島南端のオスロブを経由するルートが一般的です。
まず、パングラオ島のモモビーチからオスロブの港までの、フェリーに乗ります。オスロブの港からハイウェイまで歩き、バスに乗ってバトー(Bato)へ向かいます。そこで、バリリ(Barili)行きのバスに乗り換えて、モアルボアルで降ります。

モアルボアルの移動手段

モアルボアルにタクシーはありません。
セブ市内やその他の地域から来たタクシーがまれにいることはありますが、モアルボアルを拠点としたタクシーはいないため、基本的にはタクシーはないと思ってください。
モアルボアル内での移動手段としては、
- トライシクル
- バイクタクシー
- レンタル自転車
となります。
モアルボアルのベストシーズン
基本的には1年中楽しむことができます。シュノーケリング、ダイビングともに1年中可能です。
あえてベストシーズンを挙げるとすると、セブ市内と同じく乾季の12-4月の間です。5月以降になると、雨の日や曇りのことが多くなります。
12-4月(乾季) | 5-11月(雨季) | |
---|---|---|
気温 | 高い | 比較的高い |
雨 | ほぼ降らない | まれに降る |
台風 | まれに来る | まれに来る |

モアルボアル周辺の観光地
モアルボアルの周辺には次のような観光地があります。いずれも距離はありますが、セブ市内から行くよりは近いため、時間があれば訪れてみてください。
- カワサン滝(車で約30分)
- シマラ教会(車で約1時間)
モアルボアルの楽しみ方
モアルボアルにはどのような観光アクティビティがあるのか、ご紹介します。
圧巻のサーディンラン(イワシの大群)

モアルボアルの最大の見どころの一つが、イワシの大群「サーディンラン(Sardine Run)」です。
パナグサマビーチの10メートル程度の沖合で、数百万匹のイワシの大群が渦を巻くように泳ぐ姿を見ることができます。
時間帯や天候によって見え方が変わります。ビーチからのシュノーケリングですぐ見られますので、時間を変えて何回か楽しんでみてください。
特に早朝は光の条件もよく、大量のイワシを見ることができます。
ウミガメと一緒に泳げる

モアルボアルのビーチでは、ウミガメも見ることができます。特に多いのがパナグサマビーチです。
浅瀬でも大きなウミガメが泳いでいますので、シュノーケリングで見ることができます。
やはり時間帯や天候にもよりますが、30分程度泳いでいれば少なくとも1匹、おそらく数匹のウミガメを見ることができると思います。
ダイバーに人気のペスカドール島

モアルボアルは、特に欧米の方にはダイビングスポットして知られており、実際多くのダイバーが訪れる町です。
ダイビングスポットとしては、モアルボアルからボートで約15分の場所にあるペスカドール島(Pescador Island)が有名です。
ペスカドール島は小さな無人島ですが、ダイビングスポットとして世界的に有名です。
1990年に海洋保護区および魚類保護区に指定されており、ダイビングショップはダイバーの一人あたり料金を支払い、それが自治体の保護活動資金に充てられています。
ダイビングでは、島の周りを一周します。急激に水深が深くなる地形が特徴です。洞窟やドロップオフ(断崖)のようなスポットがあり、見どころの多いダイビングスポットです。
ダイビングライセンスは、オープンウォーターでも楽しめますが、アドバンスオープンウォーター以上あるとより深いドロップオフのポイントを楽しめます。
リラックスできるホワイトビーチ
パナグサマビーチから北へ約7キロメートルの場所に位置するホワイトビーチは、その名の通り、長く続く白い砂浜が有名です。
観光地化されたパナグサマビーチに比べて、ホワイトビーチは広大な砂浜があり、海水浴やただただリラックスして過ごすのに最適な場所です。
おしゃれなレストラン・バー
田舎ののんびりとした雰囲気のモアルボアルですが、パナグマサロード沿いにはおしゃれなレストランやバーが多数あります。
日中は人もあまり多くなく静かですが、夜はとても活気があり、BGMが流れているお店が多いです。
モアルボアルのおすすめホテル
モアルボアルには、価格の安いゲストハウスやホステル、またホテルやリゾートなど、様々なタイプの宿泊施設があります。
手頃な価格のゲストハウスやホステルなどの宿泊施設はパナグサマビーチ周辺、比較的高級なリゾートホテルはバスクダクビーチ周辺に集まっています。
シュノーケリングを楽しめ、レストランやバーが多いのはパナグサマビーチの周辺なので、立地だけを考えればパナグサマビーチ周辺の宿泊施設がおすすめです。
Cabana Beach Club Resort
部屋はシンプルですが、立地が非常に良いです。海沿いに位置し、レストランが多く集まるパナグマサロードまでも徒歩5分の距離です。
ホテル前ビーチのシュノーケリングで、サーディンランやウミガメを見ることができます。
Chief Mau Moalboal Hostel
パナグマサロードにあるホステルです。大部屋のドミトリーの他、個室もあります。価格は比較的安く、欧米人の方が多く宿泊しています。
モアルボアルのおすすめレストラン
モアルボアルは小さな町ですが、レストランは充実しています。
地元のフィリピン料理はもちろん、世界各国の料理が楽しめます。特に、新鮮なシーフードはおすすめです。
Chili Bar

パナグマサビーチにあるレストランバー。どちらかというと食事より雰囲気がおすすめのバーです。

非常に開放的な作りで、海を眺めながら食事やお酒をいただくことができます。
Blue Mango Bar

パナグマサロードの最も人が集まる場所にあるレストランバーです。
モアルボアルでは比較的新しいお店で、夜はBGMが大音量で流れ、クラブのようになります。

日中は静かで、お客さんもあまり多くないので、ゆったりできます。

価格は高めですが、料理は何を頼んでも美味しいです。
モアルボアルのよくある質問
モアルボアルのまとめ
モアルボアルは、美しい海とナイトライフが楽しめるリゾート地です。
セブ市内やマクタン島とは違うのんびりとした雰囲気が好きという方も多いです。
行くのは大変ではありますが、イワシの大群は圧巻です。セブ島旅行で日程に余裕のある方は、ぜひモアルボアルも検討してみてください。
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